太極拳の効能について      サプリメントと健康そして認知症予防に戻る→ トップページに戻る→ 

                                                                                  

太極拳の効能について 『平成19年1月14日(日)の日本経済新聞朝刊の記事』をご紹介します

タイトル『 ☆ゆっくり鍛える☆    ・・・・足腰強化に効能・・・・



ゆっくりとした動きで心身を鍛える太極拳は中国の伝統的な健康法だ。

手足を大きく曲げ伸ばしし腹式呼吸が基本の動作は肺などの呼吸器官を鍛えるのに役立つ。

足腰を鍛える効果もあり、高齢者の転倒予防にもなる。

太極拳の動きはゆっくりだが、手足や胴体など全身を前後左右上下に大きく動かす有酸素運動だ。

しかも中腰状態で動かすため運動量は極めて多い。 血行や新陳代謝が活発になり、短時間でも汗が出てくる。

「太極拳で大切な点は動きだけでなくきちんと呼吸法を身につけること」と早稲田大学エクステンションセンターで太極拳を教える竹内彰一講師は語る。

呼吸は複式で、手足を引き寄せたり体を伸ばしたりするときは腹を出しながら吸い、逆の時には腹を引っ込めて吐くのが基本となる。

腹式呼吸【注】の酸素摂取量は通常の呼吸の三〜五倍、脳に酸素が行き渡って心を落ち着かせる効果がある。

肺機能の強化にもなり、ちょっとした運動では息切れしにくくなる。

【注】腹式呼吸:腹に力を入れたりゆるめたりしてする横隔膜の伸縮による呼吸方法。〔胸式呼吸よりも深い呼吸が出来る〕

日本医科大学呼吸ケアクリニックの木田厚瑞所長は「手足を大きく動かすことで横隔膜が鍛えられる」と解説する。

肺の機能は二十五〜三十歳がピークで、それ以降は年とともに低下していく

高齢者の場合はよりゆっくりした動作で回数を多めにやるようにする。

「脈拍数が一分間百十回以下になるような負荷がちょうどよい」(木田所長)
中高年になると足腰の機能やバランス感覚の低下にも悩む。

転倒による骨折は要介護原因の第二位でもある。

太極拳を応用した転倒予防体操を開発した東京大学の武藤芳照教授は「太極拳を継続的にやると下肢筋の筋力と柔軟性の向上、バランス感覚の向上などの様々な効果がある」と説明する。

九州大学病院のグループが中高年の女性二十人に週一回ペースで三ヶ月間太極拳をやってもらい運動能力を測定したところ、バランス能力や歩行速度、足の筋力が向上した。

中腰や片足立ちの動作が改善効果につながっている。

太極拳は動作がゆっくりなため、運動中に転倒・骨折の危険も少ない。

足腰が弱った人でも、腰の位置を深く沈めずにやれば、自分の調子に合わせて負荷を軽くすることできる 。

まとめ:

太極拳の効能: 

○血行を促進し、血圧を安定させる
○肺機能を強化する
○胃腸など内臓を強化する
○肩こりや腰痛の防止と改善
○足腰など骨格、関節を鍛える
○自律神経のバランスを保ち、精神を安定にする
○運動能力の向上

(日本経済新聞 合田義孝)

以上、日本経済新聞平成19年1月14日(日)からの抜粋でした。